総合心理教育研究所

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カウンセリングの歴史

カウンセリングの歴史をみてみよう!

カウンセリングの起源はアメリカで①職業指導運動、②精神測定運動、③精神衛生運動の3つの運動が発端である。「丸い釘は、丸い穴に」というスローガンのもとに1908年にフランク・パーソンズ(Parsons, F ) が、ボストンに「職業指導局」を始めたのが職業運動の発端である。職業カウンセリング(vocational counseling) は適材適所にドッキングさせる人がカウンセラーであるという考え方である。教育測定運動から、第一次世界大戦下、兵隊の適性配置のために技能、知能、性格テスト等の適性心理テストが作られた。この適性心理テストが1930年頃から教育分野の教育指導の能力査定方法として活用され現在の心理テストに発展した。

精神衛生運動はビアーズ(Beers, C. W) の「うつ病」の入院体験 を発端とした精神衛生運動による。やがて運動はA.マイヤーや心理学のW.ジェームズらの支持を得て1908年に、コネチカット州精神衛生協会の設立に至った。この3つの運動が、カウンセリング発展に繋がった。日本では第二次世界大戦後カウンセリングが導入され発展した。1951 (昭和26)年戦後の民主化教育の一環として、アメリカ教育使節により持ち込まれ、1953(昭和28)年東京大学にカウンセリングセンター設置、1954(昭和29) 年に日本電信電話公社(現NTT) が、1968(昭和43)年には民間会社の日本鋼管(現JFEスチール株式会社)にメンタルヘルス運動のカウンセリング制度が導入された。

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