総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

WAIS

心理アセスメント法があります。能力査定に使用される方法に「知能検査法」があります。知的能力だけでなく、今ではワーキングメモリ、言語理解、処理速度等々を測定することによりハンディキャップを持っている方々のために何が得意で、何が不得意化を探索できます。医療的支援で使用されることも多くなっております。なかでもWAISは主検査です。
5-1 WAIS (Wechsler AduIt IntelIigence ScaIe) 成人知能検査
ウェクスラー(Wechsler ,D.1896~1981) によって考案され、16歳以上の成人に適用される。その小児版はWISC (Wechsler Intelligence Scale for Children) である。ウェクスラー式知能検査では、言語性知能と動作性知能に大別し測定する。言語性IQには知識、数唱章、単語、算数、類似、類似が、動作性IQには絵画完成、絵画配列、積木模様、組合せ、符号から問題が構成されている。そして全体のIQが出されるようになっている。この検査は例えば障害の種類や程度により問題を適宜出すことができ、潜在的能力を推定することができる。またビネー式検査では、比率IQ(精神年齢/生活年齢×100 ) を使用しているのに対し、ウェクスラーでは偏差値IQを用いているので、個々人の相対的比較をすることができる
また、対象年齢3歳10ヶ月~7歳1ヶ月までの幼児を対象としたWPPSI(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence)、対象年齢5歳~16歳までの児童を対象としたWISC(Wechsler Intelligence Scale for Children)がある。

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