PTSD (心的外傷後ストレス障害)が取り上げられたのはベトナム戦争後のアメリカの兵士に、つらい戦争体験後も精神障害が続いたことからPTSDが考えられた。自然災害や事故、犯罪、戦争、あるいは最近では児童虐待やいじめ等のストレッサーより発生する。
筆者の総合心理教育研究所では、1996年阪神・淡路大震災、2011年東日本大震災、2016年熊本地震、2018年西日本豪雨に対して、地方公務員安全衛生推進協会から、災害支援派遣要員として、働く人の心のケアにあったっている。PTSDの特有の症状ととしては①侵入症状(いやなことが頭から離れない)。回避症状いやな場所、人から離れたい)。過覚醒症状(感情的爆発、不眠、底破壊行動)、否定的感情(自分他者への否定的感情に支配される)などがある。