2010年5月14日

メンタルヘルス対策のタイムラグ
企業の規模、職種、歴史、文化等々にあった方法でなければメンタルヘルスは成功しません。組織を日本家屋に例えると、制度や人事は柱や敷居になり、そこで働く従業員はふすまや戸・障子に例えられます。
戸・障子が古くなって多少建てつけが悪くても、大工は柱や鴨居の歪みを直さず、戸、障子を削ります。なぜならば、戸、障子に合わせて一つの柱だけを直すと家全体にゆがみが来るからです。この柱や敷居に相当するものは組織によって様々です。それが各企業の制度や文化や風習、リーダーシップに相当します。その組織や文化にあった方法で改修しなければならないのです。
現代は、ハイパーチェンジで環境が大きく変化している時代です。HRMやリーダーシップによるラインケアも、この変化に適合するようにしなければならないのですが、こちらは中長期的に取り組むべき課題となります。一方、個人が行うセルフケアは、私たち個人が今すぐできる短期的課題となります。
このように、職場で行う3つのメンタルヘルス対策(HRM、リーダーシップ、セルフケア)にはタイムラグが生じることをあらかじめ心得ておく必要があります。