2010年6月25日

総合心理教育研究所
箱庭診断

ビジネスパーソンの創造性開発と
メンタルヘルス向上のための

手引書

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箱庭療法

幼児は自我が未発達で自己の状態を言語的に説明できなかったり、長い時間の面接に耐え切れないなどのため、遊びの中に心理的問題解決の要素を入れた心理療法が使用される。治療者と幼児が、ともに遊びの中で、リラックスした状態を作り出しながら子どもの問題の改善を図る療法である。その代表的な療法の一つが箱庭療法(sandplay therapy)である。
箱庭療法はユング心理学を応用した心理療法で、イギリスのローエンフェルト,M.が考案した世界技法を、カルフ(Dora M.Kalff)がユング心理学の理論を適用し発展させた。河合隼雄や秋山さと子らが1965年代に日本に導入した。子どもから成人まで適用できる治療法であり、72㎝×57㎝×7㎝の砂箱の中に、たくさんのおもちゃ、小さな動物、人形、木、森、川、車、建物などを使って自由に思いのままに箱庭作品を作ってもらう。
この砂箱に、自由に好きな作品を作らせることにより、クライエントの自然にあらわれる無意識を調和する力や、心の中のシンボリックなイメージの表現により自己治癒力を引き出し、母子一体感を生み、不安を取り去り、自己イメージを作り出していける。日本の文化にはもともと自然を小さな空間に表現する盆栽の文化があり、日本人に親和性がある。クライエントの心の自然治癒力を向上させるとともに、箱庭枠品の中に示された心の状態を診断していく。