2010年8月12日

―――コラム「小学3年生のようになった部長」―――
メンタル不調のときは誰でも退行現象(心理学でいう「防衛機制」のひとつ。会社で地位ある人も、強いストレス状態で、その意識が幼児的な思考状態に戻る現象。それを解決しなくてもいい年齢まで低下すること)で心細くなり、依存的になってしまいます。筆者の臨床経験では、メンタル不調時は心の状態は「身体は大人、心は子供(小学3年生位)になる」とイメージしてもらってもいいかもしれません。
退行現象で決断力が低下し、自分で決断し行動することが難しくなります。心は小学校3年生とイメージして本人の同意を得て家族ともに受診することを勧めるのがよいと思います。
なお、統合失調者やアルコール依存症では、このような心理的な退行現象で判断がつかないという理由ではなく、「病識の欠如」や「病気の否認」という理由から受診への拒否となる場合もあります。