2011年2月9日

ハインリッヒの法則から推察される「うつ病の膨大な予備群」
多くの企業の管理職は、自分の職場にメンタル不全の部下はいない、わが職場は大丈夫と考えがちですが、果たしてそうでしょうか。ハインリッヒの法則(アメリカの技師ハインリッヒが発表した法則。1件の重大災害の背景には29件の軽傷事故と、300件の「ヒヤリハット」、つまり事故には至らないがヒヤッとしたりハッとするようなことがあるという警告)を適用すると、職場に1人のメンタル不全者が発見されたとすると、潜在的メンタル不調者はかなりの数にのぼると予測されます。
メンタルヘルスの低下した事業所では、能率低下、ミスや事故の頻発、怠業、モラール低下、休業等による損失により、深刻な業績への影響が出ます。筆者が行った5万人を対象に対するスクリーニングテストの結果では、うつ病領域に該当する人の割合は、20~30%でした。この人たちはいつメンタル不全になってもおかしくない「うつ病予備群」の人々なのです。