総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

ADHD

ADHD(エーディーエイチディ)と呼ばれる。出現率は3~5%、男女比4 : 1で、多動・多弁・落ち着きがなくて失敗をし、規則を守れない・人に迷惑をかける等の行動が、つまり「不注意」「多動性」「衝動性」が小学校高学年になってもまだ見られる状態である。一言でいうと「落ち着きのない子ども」である。DSM-5では、神経発達症群/神経発達障害群の中の、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害に分類されており、不注意の特徴として、学業や仕事や、その他の活動に集中して取り組むことが出来ず、持続的に行うことが困難なことがある、順序立てて物事を行うことが出来ない,忘れっぽさなどがあげられ、不注意・衝動性の特徴として、しばしば手足をトントンと動かす、席に座っていられない、順番を守れない、他人の邪魔をする、などがあげられる。これらの特徴が6ヶ月以上持続したことがあり、発達の水準に不相応な程度で、悪影響を及ぼしている状態としている。就学後に顕著になる事が多い。わがままや問題児として叱責の対象になることが多く、問題を複雑にする。現在では8~9%は遺伝要因で、脳の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの働きが原因ではないかと疑われている 。ADHDを正しく把握し、薬物療法や的確な対応によるアプローチが必要である

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