総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

資格と連携

医療の場でも、この臨床心理の資格問題が、その後公認心理師法を成立し、独占資格ではなく、名称独占資格として発足し、臨床心理士とダブル登録の人びとが大部分を占めている。国家資格化された時に、守秘義務に加えて、主たる主治医または「主たる医師」の指示書が必要となった。国家資格の成立は、他の資格と○○しつつ、有益な対応を利用者に提供していくことが位置付けられた。心理臨床の立場から、産業メンタルヘルスの現場で長年働いてきた者の1人としては、産業医、精神科医とともに産業精神保健の場で、協力できるような能力を持つ臨床心理の国家資格が制度化されたことで、よりよい心理的援助を提供していくことが望ましいと念じるものである。

PAGE TOP