自閉症 ( Autism)
神経発達症群・神経発達障害群という大カテゴリーの中にある(知的能力障害群、コミュニケーション症群コミュニケーション障害群、自閉症スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害ASD、注意欠陥多動症・注意欠陥多動性障害(AD/HD)、限局性学習症・限局性学習障害(SLD)、運動症群・運動障害群、他の神経発達症群・他の神経発達障害群が含まれる)。
自閉症は幼児自閉症や小児自閉症等と呼ばれ、1943年にアメリカの精神科医カナー(Kanner,L.)によって提唱された。1960年代頃までは、自閉症は早発性の精神分裂病、母親の養育方法が原因等と誤って考えられた。1980年以降は中枢神経系の脳機能障害(知覚や認知の障害)による発達障害でこのよう な障害群をDSM-5やICD-10では広汎性(こうはんせい)発達(はったつ)障害(しょうがい)と考えられている。、大学病院などの専門機関で診断、治療を受け障害児集団に参加するのが良いとされる。自閉症児はセルフコントロールできない傾向があるので、あまり厳格に対応せず、小さな問題は見逃し、大きな問題はコントロールし、より良い行動は評価することが大切であるといわれている。ストレス解消の運動も効果的であるとのことである。