総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

有機体説

有機体説(認知一発達)
ウェルナー (Werner, H. 1890~1964 )は連続と非連続の概念から発達を考えた。つまり成長は連続的に行われるが、その機能の性質で見た場合に質的な変化は非連続的に起こる場合があるという考え方である。例えば子どものすわる、はう、立つ、歩く、走る等は連続的に行われるが、それぞれの質的発達段階が異なり、身体的成長だけでなく、心の発達も質的に異なってくる。また性欲等の発達は、特定の思春期に第 2 次性徴というように、心身ともに質的な発達段階を迎える。この点についてピアジェ( Piaget, J. 1923 ) は成長を個体と環境の相互作用ととらえ、個体の能動性に重点をおいている。

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