リーダーとしてなすべきメンタルヘルス対策その４

緊急事態宣言が解除されて多くの部下が通常勤務に戻ったころからメンタルヘルスの問題が出てきます。とはいってもほとんどの人が通常です。大きな災害が発生しますと応急措置として「サイコロジカル・ファーストエイド(PFA：psychological first aid)」というサポートがあります。世界保健機関(WHO)やNational Child Traumatic Stress Networkが作成した心理的援助のマニュアルがあります。
さて職場では、通常勤務に戻ると体調を崩している人も少なくありません。
リーダーはなすべきメンタルヘルス対策として
① いつもと違う部下に早く気が付き「声をかける」ことが大事です。
② 次に、傾聴することです。
③ 話をじっくり聞いて心配な点があれば
「私は専門家でないので、わからないが未曾有のコロナストレスです。だれでも体調を崩してしまいがちです」といって電話相談や医師への受診を進めましょう。
④ 本人が不安そうなら、メンタル不調は
（１） 本人の心の弱さとは関係ない。
（２） 体調不良はまず医学相談から
（３） メンタル不調も一生のうちには10人に一人くらいと「ラインケア研修」で聞いたよ。
と声をかけていただければと思います。強制ではなく、安心して働ける職場環境の醸成に重点を置きましょう。