総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

トークン・エコノミー法

コロナウイルス感染症のため自宅でテレワークしている方もいると思います。家族と一緒でお子さんの勉強も目に付くと思います。学習を促進する方法の一つにトークン・エコノミー法があります。
トークンとは代用貨幣(シールやカード)のことで、これが強化子となる。小学生などが学習に使用しているように、勉強をしたらご褒美としてトークンが与えられ、ある数になったら、おもちゃなどを与えられる。次の事例の場合の場合の強化子はなんだろうか。どの反応が強化を受けているかを考えてみよう。子どもがお父さんの頭をたたくと、お父さんは「コラー、やめなさい」と怒鳴る。子どもたちがワアーワアー言って逃げまわる。それを見ていた家族がゲラゲラ笑う。この場合「ゲラゲラ笑う」が正の強化子となる。従って怒るほど子どもが騒ぐ現象となる。何度も「勉強しなさいと」注意するが、注意するほど子供は勉強をしない等が見られたら「強化子」になっているのは何だろうと推測してみよう。

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