総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

コロナストレスとレクリエーション療法

20200520
コロナストレスと「レクリエーション療法」

不安や悩みは己の心の中にある。不安な心で外を見れば、周りも不安に見える。

心の病の治療は、薬物療法、医師による精神療法等がある。その他に施設によってはレクリエーション療法がある。グループで行うバレーボール、ソフトボール、卓球、体操、やテニス、カラオケ等にyより他者との交流を通じて心の健康を取り戻そうとする。もう一つは造形教室などで絵画、書道、料理、音楽等の創作を通じて「自己と向き合い」を通じて主体的に行うことにより、病の回復だけでなく自立のきっかけを作ろうとする。もちろん症状や置かれた状況によって異なってくるがいずれも強制的に行うのではなく主体的参加を促すことである。レクリエーションの目的は不眠、不安、抑うつ状態などに代表される精神症状の軽減だけでなく、その人が置かれている環境の中で我々は生きていかねばならない。したがって「自らが生きる主体者としての自己を回復する過程」がレクリエーション療法の本質なのである。
コロナ禍で、グループで行うレクリエーションはしばらく自粛をしなければいけないだろう。しかし、自宅できる絵画や書道などをやってみて、大きく変化する今後の社会で適応する過程を考えてみるセルフレクリエーションも良いのではないだろうか?

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