2021年3月1日
メンタルヘルスでは医学的疾病が語られる事が多い。しかし、コロナ禍では不安や恐怖を感じるのは誰にでも起こりうる異常時の正常反応であると推察される。精神の科学がすすむにつれて、それらの判定値の領域はしだいにスペクトラムが適応されるようになってきた。
まして私達が毎日接している人々のパーソナリティの健康の領域の正常異常の判断軸はむずかしい。
その判断軸の参考のとして
①認知の正常性
②感情の正常性
③人間関係維持機能
④衝動性の正常性
があげられる。
①は自分、他人、周囲の出来事を歪みなく認知できているかどうか?
②は扁桃体の興奮による情動範囲、強度、安定性、適切性がどうか。
③は良好な対人性、安定性が、たもてるか?。
④は怒りを制御できるか?
等々である。
参考図書、American Psychiatric Association
DSM5
精神疾患の診断統計マニュアル 日本精神医学会 日本語版用語監 高橋三郎ほか監訳、医学書院2014