おかげさまで、私が開発してきたTHQストレス診断は、多くの人に利用していただいています。ありがたいことで、多くに人々の役に立っていると思うと「感謝、感謝、感謝×100000000倍」です。
その診断の中に「焦燥傾向」がある。モーレツに仕事をする。ストレスが好き。がむしゃらに頑張る。常に満足しない。いつもイライラする。というタイプです。
アメリカの循環器系の専門医フリードマンとローゼンマン博士は、このタイプを心筋梗塞などの冠動脈疾患にかかる確率が三倍も高いという研究結果(タイプAビヘイビア)を報告している。
一方、辛抱強い。我慢する。おっとり。無気力。イザコザが嫌い。競争が嫌い…というタイプの人がいる。「焦燥傾向」を「モーレツ型人間」とすれば、こちらは「ゴーイング・マイウェイ型人間」である。いつもセカセカしている「焦燥傾向」より、「ゆったり人間」の方がいいかというとそうでもないらしい。
このタイプの人は、内心では、毎日ウツウツとした日々を送っているとのこと。そんな時に、アメリカの心理学者、クリ―ゲルが「C型人間」を出版した(慶応義塾大助教授・南隆男訳)。
第三の道としての”「勇気」(Courage)型人間”
「セカセカ」でも「おっとり」でもない、第三型人間です。
- 人のうわさに流されず自分に「自信」(Confidence)がある。
- 何かに「うち込んでいる」(Commitment)。
- 自分自身の行動をよく「コントロール」(Control)できる。
つまりこの3つの「C」が互いに重なり合い、そこに相乗効果が生じ、最高のパフォーマンスができるのである。
そして、C型人間の最後のポイントは「勇気」(Courage)をもっていることである。
C型人間には現状維持はありえない。いつも成長し、新しい目標にチャレンジしている。恐怖心を克服し、ストレスをマネジメントしている。これからのストレス社会はC型人間の時代だ……ということらしい。あなたはどうですか。