カラオケといえば、いまでも「ストレス解消法」の定番である。
今はあまりないが、かつてカラオケ・ポリープが流行っていたことがある。
慶応大学病院耳鼻咽喉科・福田宏之師によれば、患者に理由を問えば、毎晩、呑んでカラオケを歌ったとか・・・
福田医師は「カラオケ・ポリープ予防三つの原則」を提唱している。
① 一度握ったマイクは必ず人に渡す。
② 自己の実力を過信し、歌手のように無理な声を張り上げない。
③ はしゃぎすぎない。
・ ・・・とか。
働き盛りは、当然、ストレスが多い。
どの本でも、働き盛りの「うつ病」とか、他にはメタボのような生活習慣病がなぜ起こるのかを説明している。
健康にいい運動をやっているといいかと思うと、そう簡単ではない。
マラソン大会では、無理をしすぎて「心臓マヒ」で倒れたりする場合もある
。アメリカの循環器疾患専門医フリードマン博士の提唱している「タイプA行動」のリスクがあるという。
いわゆる、頑張り型、完全主義人間である。
四十歳以上は、動脈硬化や心臓疾患が進んでいる可能性が高いにも関わらず、人との競争の場で、はりあってしまうのである。
また、働き盛りに多いのが「退行期うつ病」である。
テレンバッハの言う「退行期メランコリー」ともいう。
この人々は、実直、苦労性、几帳面、秩序愛、責任感旺盛、仕事熱心、いい加減でない人に多い。
まさしく「縁の下の力持ち」的人間なのである。
したがって、「退行期メランコリー」の人々ほど積極的にストレス快笑法が必要なのだ。
時には、同じことを何回も繰り返す生活ではなく、いろいろの頭の発想法を考えてみよう。
その一つとして、こんな馬鹿げたテーマを考えてみた。「電子レンジの中で靴下が乾くだろうか」といった問題にである。その成果はどうだろうか。
① 男性の不潔な水虫が、乾いた靴下の着用によって減少する。
② 臭いにおいが出るのを防止できる。
とはいっても発想だけにとどめてぜったい実験はしないでくださいね。