久しぶりの東京校での授業です。グロービス経営大学院の「リーダーシップとメンタルヘルス」の授業終了後の雑談で良く起きる話題が「なぜ、ハードワークでも心が折れない人がいるのか?」です。
日本のメンタルヘルスは「心の病」を中心に進められてきたので、打ち勝つ方の研究はメンタルヘルスでは最近の話題なのですよ。その代表的なものが「レジリエンス研究」でありますよ。科学的に逆境や困難に打ち勝つ方法の研究のことです。
わが国では、なぜ「おちこむのか」といった、ネガティブ要因の研究はされてきましたが、欧米と異なりポジティブ要因の研究は、これまで、あまり、主には、されてこなかったのですよ。
ところで心が折れない人の特徴はハーデネスと言われていて、いつも安定した感情のコントロールができる人のことです。いるんですねこういう人が。皆さん。ハーディネスの方々の特徴は、ずーと継続して状態がいいですよ。その特徴は次の4つと言われています。1. ハードワークを楽しんでいる。2. ネガティブ感情に対するコーピングがしっかりできている。3.マインドフルネスをしている。4.マインドワンダリングに対処できている。