しんしんと雪の降る日に、永遠のゼロを読んだ。毎年、鹿児島の鹿屋市にメンタルヘルスの仕事で訪れる。近くに海上自衛隊鹿屋航空基地資料館がある。桜島、錦江湾がパールハーバーに似ていたため訓練基地として使用された。終戦九月四日には高須海岸に二千五百人の進駐軍がはじめて日本本土を踏んだ。鹿屋今坂町には、(今日もまた黒潮おどる南洋に飛び出しいきし友はかえらず)という碑がある。永遠のゼロの宮崎久蔵特攻隊員も鹿屋から沖縄に向けて飛びたったと地元の方から聞いた。現在、大隅半島からは最先端ロケットが日本の希望を載せて黒潮の海にうちあげられる。