不気味な幻聴・妄想「耐えられない」という表題で、統合失調症の記事が朝日(2013年11月16日)であった。
最近はメンタルヘルスというと「うつ病」だけが取り上げられているが、統合失調症で苦しんでいる人は100人に1人である。特徴は比較的若い時に発症して、妄想、幻覚(幻聴等)と病識(病であるとい認識)が得られない点である。薬物療法によって治療される。職場のメンタルヘルスでは、なかなかこのような症状からくる苦しみが、周囲の人の理解されないどころか誤解を生んでしまうなど二次的障害が生じる。朝日の記事ではこの統合失調症を理解するための疑似体験システム「バーチャル。ハルシネーション」を製薬会社のヤンセンファーマが貸し出しているとの事です。このシステムを利用することにより疑似的に。妄想や幻聴を体験的に理解でき、統合失調症の症状理解につながるとしている。障害者の方々の雇用も促進されて、統合失調症で苦しんでいる方も多く働いている。職場の周囲の人々の理解もメンタルヘルスの重要な要素だ。佐藤隆