社長や管理職が、悩むメンタルヘルスの問題点。メンタルヘルスは大事だ。しかし、ストレスをバネに強靱な社員と組織を作り、業績をあげたい。わかります。だから、戦略として、メンタルヘルスマネジメントが必要と思います。 この場合は社長や部長には通じる。しかし、今企業や官公庁で求められているのが、直接的に部下と接触する次世代リーダーの係長やサブリーダーの方々の教育である。どこの組織でも力を入れているが、気を付けなければいけない点がある。ちょうど次世代リーダーの層は、将来の自分を見据えて、メンタルヘルスを必要と感じている次世代リーダーがいるかと思うと、あまりその必要性を感じない層でもある。課長層になってくると「安全配慮義務」がかせられるので、メンタルヘルス教育にはおのずと熱心になってくる。非常に熱心になる。グロービス経営大学院でリーダーシップとメンタルヘルスを学んだ、大学院生の卒業後を見てみると、けっこう、組織で活躍していい仕事をして評価されている人が多い。わたくしは、優れたリーダーの素質に一つとして、人間に対するあくなき関心と、人間尊重の気持ちと考える。
メンタルヘルス研修を通して、そんな感じを抱いている。