うつ病、適応障害、パニック障害等々、さらにはひきこもりまで、さまざまな問題で困っている人が多い。産業のメンタルヘルスはただ単に病理学的生理学的問題だけでなく、プライドや経済的生活障害まで、広く含まれることである。また外部から客観的に明確化しにくく、さらに個人差の要因が加わることになる。ここからさまざまな誤解や偏見が生まれてくる。産業の場は生産性や効率が求められる世界である。我々は40年以上、現場で第一線で産業メンタルヘルス活動を行ってきた。そこに流れる問題解決手法や真実のアセスメントまで積み重ねてきた。このような知見とノウハウを多くの企業組織にお役にたってていただければありがたいと思っている。最近、やっとこの発信が少し届いているかなという実感を感じつつある。今までお仕事させていただいた組織やご担当の方々が、本物の産業メンタルヘルスの「伝道役」になっていただいている。心の中で「本物の産業メンタルヘルスを広め組織と働く人々の幸福を希求している人々」にいつも感謝しながら仕事をさせていただいている。また今休職中の方々やご家族様の悲しみや苦しみも1日でも早く癒えて復帰できることに支援させていただきたいと思っている。