解離症(解離性障害)
解離症はヒステリーと呼ばれていた。ヒステリーは心理的な原因で、身体機能障害がおきる(視野狭窄、歩けない、水を飲めない、嘔吐など)。精神障害がおきる(失神、記憶障害などヒステリーはギリシャ語の子宮のヒステリア( hysteria) で、ヒポクラテスが子宮に関係している女性の病気と考えたが、 1870年代に、シャルコーのヒステリーの催眠治療やフロイトの精神分析から、心因性疾患として概念化された。ヒステリーのメカニズムは無意識下に抑圧された危険や不快な体験の圧力が増し、それが再び意識化されると耐えられないほどの危機的な状況に追い詰められた時、身体症状となったものをヒステリーという。DSM-5では解離症といわれている。私たちは自己同一性(アイデンティティ)があり、自分は自分医師や亜感覚や記憶を保持していますが自分が自分ではなくなるようなことを解離といいます。強いストレスやどうしようもない状況に追い込まれたと思われる時に発症する。深い手えられないような心的外傷から自分を守るために自分を切り離す防衛と考え垂れています。この一種の反応が日常生活の支障になるような場合を解離症(解離性障害)という。転換性障害とは無意識の葛藤や願望が身体症状になったものをいい、心臓のドキドキ、ヒステリー性の頭痛、起立や歩行困難、見たりできない等がある。現在のDSM-5では解離性障害という。これはトラウマを防衛する心の働きで、葛藤が症状として表出したものと考えられる。症状の判別によるが非常に多い。
解離性健忘:過去の記憶を忘れてしまうが、学習や日常生活はできる。突然の失踪は解離性遁走(とんそう)というが、DSM-5では、この解離性健忘に含まれるようになった。
解離性同一症:多重人格や記憶喪失等の障害がある。
離人・現実感喪失症:自分自身の存在の喪失で、人々との現実的接触感がなくなり、疎外されているような感じになる障害である。もともとのヒステリーには神経や身体の問題が把握されない。ヒステリーの疾病の背景には利得があり、嫌な状況を避けられるという第一次利得と同情を得られる第二次利得がある。内因性の統合失調症や躁うつ病のような重病感はないが、簡単に改善しない場合も多い。子どものヒステリーは、ヒステリーには神経や身体の問題が把握されない。ヒステリーの疾病の背景には利得があり、嫌な状況を避けられるという第一次利得と同情を得られる第二次利得がある。内因性の統合失調症や躁うつ病のような重病感はないが、簡単に改善しない場合も多い。