PARAGRAPH 6 日常生活習慣をマネジメントすること
十分な肉体的健康管理の上にメンタルヘルスが成立するわけである。したがって、日常の生活習慣とストレスの関係が重要になってくる。
職場活性化のためのストレス対策
疫学者のブレスロー博士らはアメリカ、カリフォルニア州で6828人の一般成人からデータを取って、7つの保険習慣について研究している。「最も良い」から「最も悪い」までの7段階に健康状態を分け、その対象者の個々人の保健あるいは生活習慣との関係について測定した(表5-5)。7つの保健習慣とは次のものである。
- 平均睡眠時間(7~8時間)
- 朝食を摂るかどうか(摂る)
- 間食をするかどうか(しない)
- 標準体重に比べてどれほどの体重か(標準体重にする)
- 身体の運動(週2~3回スポーツをする)
- 飲酒(酒は1~2杯)
- 喫煙(禁煙)