久しぶりに、ベストセラー「嫌な気分よさようなら」を読んだ。3月は競争の成果が出るときである。大学受験、昇格試験、そして入学の合否、人事異動である。合格の喜びは、ある人には不合格の悲しみでもある。一喜一憂せず、人間万事塞翁が馬と考えた人はすごい・・・といつも思っている。嫌な気分よさようなら・・もすごい西洋的人生観であるが、やっぱり人間万事塞翁が馬のほうが襟足にしっくりなじむ。嫌な気分よさようならはなんか読んでも、西洋レストランで食事をしているような気がして落ち着かない。裏さびれた、町のラーメン店で、割箸で、漫画を読みながら、フーハーとすすっているほうが、心落ち着く。