カウンセラーは、自由で中立的立場から、クライエントの「自己決定」にアプローチしてゆく。前者は組織の枠やしがらみの中で機能し、後者はそのような価値観からなるべく離れようとする。また、カウンセリングの理論からいえば、カウンセリングは、人間の持つ、非合理的、情緒的、潜在的分野に関わるものである。一方、人事・労務管理の役割は、合理的、理性的、意識的な部分での営みとなる。