ソクラテスとクサンチッペの心理学
誰もが人が羨むような素晴らしい人と一緒になりたい。その点、ソクラテスのクサンチッペは悪妻として知られている。私が鋼管病院でメンタルヘルスをやっていた時に事務職のHさんとあった。いっも腰が低く謙虚そのもの。年配で見栄えからすると定年間近、冴えないオッサンでまずモテない。しかし、まったく逆でホワイトデーには医事、病棟、患者様からチョコレートが山のように届く。男性からも届く。私はHさんにモテる秘訣をたずねた。Hさんは、家の妻はクサンチッペなのです。ブスで強欲で炊事、洗濯、掃除はしない。洗濯物は室内干しです。くぐって歩かなければならないから自然に腰が低くなりました。家に帰りたくないから人の仕事まで手伝います。家ではミスをすると妻からホウキの柄でなぐられます。なぐられないように飛んだり避けたりします。家庭がライザップです。美味し物は妻が食べのこりものです。お陰様で体重も血圧も医師からエリートです。といわれています。妻がクサンチッペだからなのです。感謝してます。と語っていた。人生さまざまです。