総合心理教育研究所の臨床心理学とストレス科学
「中枢神経とは脳と脊髄」についての知識
当研究所のストレス管理士実力テストです。やってみてください。
次の項目のうち正しいものを選びなさい。
1. 大脳半球は前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の4頭葉がある。
2. 上手く生きていくために欠かすことのできないのが、前頭葉の働きである。
3. 話は理解できるが、うまく言葉にできないとき、ブローカ失語が疑われる。
4. 話をすることはできるのに、相手の話している言葉が理解できないとき、ウェルニッケ失語が疑われる。
正解は最後についてます。
中枢神経(脳神経)は脳と脊髄から構成される。脳の細胞にはニューロン(神経細胞)とグリア細胞がある。
この神経系は、受精卵細胞の外胚葉から発し、神経板、神経隆起、神経溝、神経管の管状構造が脳や脊髄になる。脳の各部の機能として、大脳はシワシワの大脳皮質に覆われ、このシワのことを脳溝という。このシワを伸ばした表面積は新聞紙大に相当するといわれている。大脳皮質は話す言葉や物を覚える記憶や思考や感情、認識、理性、愛情、やる気などの人間の高次な精神活動の中枢機能と関係している領域である。さらに大脳は右脳と左脳にわかれ神経繊維の脳梁によって結ばれている。てんかんで脳(のう)梁(りょう)を切断された人が、左右の脳の役割が違い、しかも脳と身体は右と左が支配の原則)していることがわかった。大脳半球は4領域あり中心(ちゅうしん)溝(こう)と外(がい)側溝(そくこう)の前方の前頭(ぜんとう)葉(よう)、後方の頭(とう)頂(ちょう)葉(よう)、後頭(こうとう)葉(よう)、側頭(そくとう)葉(よう)の4脳葉からなり、随意運動、視覚、聴覚、言語等々の中枢が局在しているのが特徴である。灰(かい)白(はく)質(しつ)である大脳皮質と、白質である大脳白質からなり、白質には大脳基底核がある。前頭葉は思考や理性的判断、物事を研究することや 計画的に進めること、あるいは「やる気、新しいアイデア」を考える等の創造的機能や、愛情や物事の推理をする等の生きる価値のような心理的機能等の高次の精神活動の役割をする。人間がうまく適応していくために欠かすことのできない機能を果たしている。
解説は全部正解です。