人生の発達課題について考えてみました。エリクソンによれば「悩み多き青年期」は、自己決定の猶予を暗黙に社会に与えられた「モラトリアム期」であり「自己同一性確立」が課題となる。一方、ユングは「中年期の危機」を説いた。その時期を「真昼の太陽」と説いた。私はこれを「峠の茶屋」といいかえている。胸突き八丁。家族や仕事を抱え登る。やっと茶屋についたら、やがて行き着くふもとの村々が見える。ユング流にいえば、自己の出世、年収、夢の現実と否応にも向かい合わざるを得ない。ここに中年期の危機が生まれると説いた。アメリカのナンシーメイヤーの「危機克服の13の指針」が行き処方箋だ。