総合心理教育研究所

佐藤隆の特別講座

SPECIAL COURSE

スティホームの時の子供のしつけに活かす心理学

スティホームの時の子供のしつけに活かす心理学

良く騒ぐなと注意をすると叱っているにも関わらず子供の騒ぎが助長されることがある。なぜだろうか?学習心理学の実験がある。
ネズミが箱の中で、試行錯誤を繰り返す時、偶然にスイッチを押したらエサが出てくることを知れば、スイッチを押してエサを食べるようになることを学習する。随意反応(歩くとか笑う行動)が生起した時に、何らかの報酬が伴うと、その反応は再び生起しやすくなる。逆にその生起に罰が伴うと生起しにくくなる。強化とは刺激と反応であるが、刺激が先行すると学習は強化され効果的になる。報酬には正の報酬と負の報酬がある。外的報酬は外から与えられ、内的報酬は自分自身の満足感、達成感などである。消去とは報酬を与えずに刺激だけにすると、反応は減少する。般化とは類似の刺激でも同様の反応が起こることで、逆に分化とは特定の剌激にしか反応を起こさないことをいう。報酬は正の強化子(お菓子を上げる、誉める、かわいがるなど)、罰は負の強化子である。この技法の応用には好ましい行動には報酬を与え、好ましくない行動には与えない。子供は、親に叱られると周囲の人が笑う。注目される。これが子供には報酬(お菓子などと同じ)になり。また騒ぐということになるという考えもあります。この場合は無視することが行動を減少させる罰ということになるかもしれませんね。

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