20200515
ユーモアほど不屈の精神のバロメーター・・・。
「苦労人というのは、厳しい苦境を優雅に切り抜ける人のことである。」(モーム、イギリスの作家)
逆境においてユーモアを出せる人は強い。かつてレーガン大統領は、狙撃されタンカで運ばれながらそばの看護師に「まさかナンシーは君との関係に気づいていないだろうね」とウインクをした。
ケネディ、チャーチルといった大政治家もユーモアを好み、緊張状態にある周囲のスタッフに潤いを与えた。イギリス人は「ユーモアは紳士の条件」、フランスの政治家モンテスキューは「たいていのフランス人の情熱は洒落に費やされる」という。イギリス留学経験のある吉田茂翁が、記者「閣下はお肌の色も良く健康で、何を食べてるのですか」と聞かれ「毎日、人を食って生きているよ」と答えたという。現在、アメリカもイギリスも、フランスも、日本もコロナウイルスでかつてない大苦境にある。先人のユーモアこそ不屈の精神のバロメータを心に力を合わせたいですね。