PARAGRAPH 2 職場のメンタルヘルスを高める5つの社会背景の変化
1.ハイパーチェンジによる技術革新の進展による作業疲労の変化
ハイテク機器によるOA化やMA化は、従来、我々が持っていた肉体的疲労を軽減するのに大きな恩恵をもたらした。しかし社会全般の利便性の向上とあいまって運動不足とともに精神作業による精神神経系の疲労が多くなってきている。
特に本年の「コロナウイルス感染症による社会のダメージ」はひどく大きな損害を与えている。働く環境は急激にオンライン化されテレワークが常態化しつつある。ニュウーノーマル時代の環境激変に対応しつつある。
アメリカの臨床心理学者クレイグ・ブロード博士の指摘するテクノ依存やテクノ不安といった症状を持つ「テクノストレス」という新しい病気がかつて警告されたが、今まさにテレワークによる大きな環境の変化のストレスに適応していくメンタルヘルスが求められつつある。