2020年6月29日
管理職のメンタルヘルス推進マニュアル:ちなみに、が行な厚生労働省の『労働者の健康状況調査報告』(平成4年)でも「強い不安、悩み、ストレス」を感じている労働者は57.3%を占め、1982年の51%、1987年の55%を上回っていると報告されている。今でも大きな変化はない。このようなストレスによる「心の病」にも労災補償が適用されるようになってきている。今度発表は最悪状態をさらに更新している。「わが社にメンタルヘルスは必要ない」といってみても、社会的な要因の中でストレスは確実に増加していると考えられる。
企業の基本は「人」である。この人そのものがストレスによって感情や情緒が不安定であれば、期待した能力も発揮できない。そのような状態が蔓延することになれば、企業の活性化はおろか、そこに働く「人」の活性化も望めないこととなり、この観点からも、メンタルヘルス対策への真剣な取組みが重要な課題となる。