公認心理師(国家資格)複雑かつ多様化している心の健康問題に対し心理に関する支援を行う国家資格として、2015年に公認心理師法が成立し、第1回公認心理師国家試験を皮切りに、公認心理師が誕生した。公認心理師の役割は、「公認心理師法第1条により、この法律は、公認心理師の資格を定めて、その業務の敵影を図り、もって国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的とする」と定めている。そして第2条では、4つの役割、①観察:心理状態を観察、その結果を分析すること、②対象者の相談:相談・助言・指導その他の援助、③関係者への相談:関係者への相談・助言・指導・その他の援助、④コンサルテーションを行うと定められている。、2018年9月9日に第1回国家試験が施行された。受験資格として、施行規則において定められた科目を4年生大学および大学院で履修したもの、もしくは4年生大学で履修後、定められた期間実務経験を積んだものに加え、2022年までは、公認心理師法施行前に大学および大学院で指定科目を履修済みのもの、もしくは、5年の実務経験があり、現任者講習受けたものとなる。