ピアジェの発達心理学:前操作期(2~6、7歳頃まで)
言語が発達し、「ネコや犬などを動物という」というような概念が発達し、言業の獲得と複雑な概念的思考ができるようになる。その思考には幼児特有の特徴が見られる。言語は抽象的思考を可能にし、具体的に目前にないものを表すところのイメージ、シンボル、単語等を使用した、シンボリックなあそびができるようになる。例えば牛乳パックを船や飛行機に見立てて遊ぶことができる。つまり実物とシンボルを分離できる。過去に見たものを、時間がたっても模倣できたという延滞模倣ができる。また、この時期は思考と知覚が密接になっているのが特徴である。