PTSD (心的外傷後ストレス障害)が取り上げられたのはDSM-Ⅲである。ベトナム戦争後のアメリカの兵士に、つらい戦争体験後も精神障害が続いたことからPTSDが考えられた。生死にかかわるような出来事(自然災害や事故、犯罪、戦争、あるいは最近では児童虐待やいじめ等のストレッサー)より発生する。症状としては侵入症状(つらい体験を想起したりするなど)、回避症状(出来事に関する場所や人を回避する)、解離( 出来事を思う出せない等)、過覚醒(集中困難、入眠・睡眠困難等)になること。フラッシュバックなどがでて日常生活に支障をきたすものを言います。