うつ病:気分が落ち込み、風船がしぼんだような感じをいう。症状としては不眠、早期覚醒等がみられる。うつ病は、DSM-5などの診断基準にある特定の症状を一定期間有しているときに診断がつけられる。大(だい)うつ病 (Depressive Disorder) は初期には不眠や疲労感を呈し、しだいに抑うつ気分(楽しく感じない、無気力、自信喪失、希望の無さ、日内変動、午前中不良午後体調良好、口渇)や下痢、便秘、自律神経症状が特徴である。希死念慮(死にたくなる)、思考抑制もしくは制止(決断ができない、思考力の低下など)がみられる。なお、思考途絶は統合失調症の症状であり、うつ病と混同されるので注意が必要である。罪業妄想、貧困妄想、心気妄想などもある。死にたいと考えてします希死念慮に注意を要する。大うつ病の周辺の病名としては、仮面うつ病、荷下ろしうつ病、季節性うつ病、軟磁性のうつ病などがある。